MH形式に対応した軽量メーラ Sylpheed

http://sylpheed.sraoss.jp/ja/

Eメールクライアントは特に使用頻度が高いツールなので、PC環境を変えるたびに何を選ぶかいつも悩まされる。

私の場合、かつてMeadow+Wanderlustを使っていたため、過去のメールをUNIXの形式で蓄えており、その形式をサポートしていることが条件。となると選択の幅は限られてくる。

Sylpheedに乗り換えた理由は二つあり、一つは添付ファイルの扱いづらさを解消するため。Sylpheedであれば、MS-Office系の添付ファイルをマウス操作ですぐに開くことが出来るが、Wanderlustの場合は一度どこかのフォルダに保存してから、あらためてexplorerから開くということをやっていた。きちんとカスタマイズすれば、同じことが出来たのかもしれないが、面倒くさくなった。

もう一つの理由は、Spamフィルターの遅さ。Wanderlustでは、spamfilter.elを使っていたが、振り分けが重く、その他のフィルターは設定がうまくいかなかった。今はSylpheed+bsfilterでストレス無く使えている。

また、インストールが(Meadow+Wanderlustに比べて)簡単、Mew的なキーバインドに対応している、動作が重くないといったところも評価したい。

一つだけ気になるのが、"全般の設定"→"詳細"→"キーバインド"で、キーバインドのプリセットを"標準"から"Mew/Wanderlust"に変更出来るはずにもかかわらず、うまく反映されない点。
キーバインドについては、XKeymacsを使えば、概ねカバー出来るが、問題は"Ctrl+J"。skkimeを併用していると、日本語モードに切り替えようと頻繁に"Ctrl+J"を押すことになる。しかし、メール作成中にskkがoffになっていると、"Ctrl+J"がメール送信コマンドとして扱われてしまうため、意図せず作成途中でメールを送ってしまうことになる。「送信前に宛先を確認」の設定をすることで、意図せぬ送信を未然に食い止めているが、キーバインドさえきちんと変更出来ればというところである。